地底人なんているわけないよ……ない、よね?

物語の舞台はソビエトにある田舎の村『イャーシチェリッツァ村』。主人公が語り部でもある純朴な少年ニコライ。その村には野ブタが良く出て、それはご馳走だという。

ニコライは友人のカルルと一緒に地底人を探すために墓の下を掘るのだが――ここからは、ネタバレを多く含むので本編をどうぞ。

少年独特の可愛らしい一人称の文章が読みやすく、また徐々に恐怖が侵食してくる描写が秀逸なので、最後まで「何が起きるんだ? どうなるんだ?」と、楽しめました。

しかし、次にニコライたちが食べにくる野ブタの肉って……

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