希望の光に導かれたはずだった

閉鎖された世界から飛び出し、希望をつかむために外の世界へ向かった。見えた希望の光に導かれたはずだったのに、映る世界はあまりにも危うく不安を煽るものだった……希望と絶望のギリギリ紙一重なかんじに、ラストはどうなるのだろうと読み手を引き込む物語でした。光は希望、白も希望を象徴する色であるはずなのに、どうにもならない不穏が漂ってきて、主人公とともにそれを押し殺しながら読むことになりました。世の中、もしかしたら希望などないかもしれない……誰も信じてはいけないのかもしれない。信じていいのは自分だけなのか。
不安に煽られながらぜひ、お読みください

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