不穏な空気がヤバイ。もう。オーバーテクノロジーダウン後の世界は、ほんと困った世界だ。そして、現実ってこういうもの。いい!
無機質なタイトル。書き出しから感じる不穏な空気。有機質な主人公の感情と、淡々と進んでいく状況。希望を見出しつつ、絶望を垣間見つつ――たどり着くのは。本当にタイトル時点で、ものすごーく嫌な予…続きを読む
閉鎖された世界から飛び出し、希望をつかむために外の世界へ向かった。見えた希望の光に導かれたはずだったのに、映る世界はあまりにも危うく不安を煽るものだった……希望と絶望のギリギリ紙一重なかんじに、ラス…続きを読む
主人公の直感的な「嫌な予感」がどんどん増幅していく、その心理描写とパニックの様子がとても細かくて、読んでいる方も不安を煽られる。18人の中で、彼が唯一、本当の意味で「人間」だったんだろうと思う。…続きを読む
絶望から逃げ出した。希望を追いかけた。世界の外側に希望があると思っていた。でも、外と内は、表裏に過ぎないと、私たちはいつか気が付くのだ。……恐ろしいほど透徹された物語。そのテーマ性の強さ…続きを読む
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