時を越え、炎に立ち向かえ

江戸時代から続く火消しの家系の末裔、清志郎。彼もまた、消防庁に勤めながら、最前線で炎と戦っていました。
危険な仕事であると言うのは百も承知。それでも誰かのために炎の中に飛び込んでいくのは、その血筋故か、はたまた彼本人の性分のなせる技か。

しかしそんな彼の前に、それまでの常識が全く通用しない、全てを一瞬にして焼き付くす謎の炎が現れます。それは遥か昔から続いた神々の戦い。そして、江戸時代に生きた一人の歌姫、シオンが関わっていました。

炎に立ち向かう清志郎とシオンがとにかくカッコいいです。現場での行動はもちろん、そこに至るまでの思いや執念がしっかり書かれているので、読んでいながら何度も「頑張れ」「負けるな」とエールを送っていました。
炎に立ち向かうそれぞれの勇姿をご覧ください。

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