輝石と卵

宝石姫よばれる1人の少女と巨大な魔力をもつ竜が、荒れた大地に降り立ち、あっという間に肥沃な土地にかえたという伝説がある。
このジュエラントという国は、まさしくその子孫の国。竜を国の守護竜と崇め、神殿をたてた。そして、宝石姫の直系であり、その能力を色濃く受け継いだ娘達をこの国では、宝石姫の称号をあたえられ、竜に仕える身であり、その本人達もまた、宝石輝石を生み出す尊い存在であるという。

個々に違う輝石の能力をもつため宝石姫の中にも優劣は生まれたものの未だ、神殿の奥深くに眠ると言われる竜とその卵たちを外敵からまもり、育てるために恩恵を受けている。恩恵といっても、それは副産物のようなもの。