セフィーはアルビノとして生まれ、親からも充分な愛情を貰えずに育った美しい少年です。そのセフィーが。ひょんなことから男装の王シャムシャと出会い、国の王妃となるお話なのですが……。壮大な歴史物…続きを読む
登場人物たちがみなそれぞれ大切なものを抱え、協力しあったり殺しあったりします。物語の都合で作られた人物ではなく、血の通った人々が絡み合い歴史が紡がれてゆきます。読後に一輪の白い花を蒼い空にそっ…続きを読む
蒼き太陽がさんざめく王国で、女王陛下は歴史を欺いた。 彼女がたったひとり娶った妃は、ましろくうつくしい少年だった―― そんな物語において丁寧に辿られるのは、少年と少女のぎこちなくてつたない恋…続きを読む
姫であった自分を死んだことにされ、男として王へとおしあげられたシャムシャ。白い髪、白い肌、その容姿から自分を人ではない化け物だと思ってきた少年・セフィー。国の頂点にいる少女と、その底辺にいる少…続きを読む
もっと見る