大きな、でも九牛の一毛に過ぎない歴史の流れを扱う歴史小説に対し、そこから零れ落ちる等身大の人間を描くのが時代小説と考えています。歴史小説では人間を群体として扱い、時代小説では個体として扱う、…続きを読む
とにかく、すごい。文章は緻密で、時にものがなしく時に荒々しく、場面に応じて色を変える巧みさがある。時代考証もしっかりと行われて、登場人物の語る方言にまでこだわっている徹底ぶり。作品オリジナル…続きを読む
新撰組の沖田総司と斎藤一を主人公に据え、妖というファンタジー要素をミックスさせた歴史ファンタジー。幕末の激変する日本の空気感がひしひしと伝わってくるよう。雰囲気も抜群ですし、歴史上の人物たちが…続きを読む
幕末の京都を護る新撰組。彼らの相手は、人間だけではなく妖にまで及んでいた。己が願望を叶えるために、ヒトの理を逸脱してまで妖の力を求める仇たちが迫りくる。人であり、人ならざる妖の相手をするのは、…続きを読む
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