これは面白いです!
魅力的なキャラクターが勢ぞろい。まず初めに「ウルフ」と「マリア」という男女傭兵が戦場で出会うわけですが、この二人が主役級と言ってもいいくらいにカッコいい。
でも、メインヒロインは二人の娘「美舞」なのです。とびきりキュートな格闘美少女。
彼女が学園を舞台に大暴れ!そこで「玲」という運命の相手と出会って…
…と思ったら、今度は二人が結婚して可愛いベビー誕生!
この「むく」ちゃんが、また最高に愛らしくて…
…と、トータルで言うと、三世代みんな魅力的すぎる!
これだけでお腹いっぱいです。
彼らが見せてくれるバトル、謎の超常の力、「神」との対決などなど、物語はテンポよくどんどん進みます。どのシーンもカッコよく、たっぷりのロマンにあふれています。映像が鮮やかに浮かび、まるでアニメを見ているようです。
キャラクターみんな素敵だけど、やっぱり特にむくちゃんが可愛い♡
幅広い世代に思いっきり楽しんでいただける作品だと思います!
始まりはヒロインの幼少期から。変質者に襲われそうになった小4のヒロインは、魔法少女よろしく(律儀にランドセルを下ろして)立ち向かいますが、そこで大惨事を招いてしまいます。
続いては、ヒロインの両親のなれそめ。美人傭兵のマリアに友人を探して放浪する伊達男ウルフ。
映画のように運命的、情熱的な出会いを果たし、戦場から身分を隠す為に日本に移住。愛娘美舞をもうけます。
そして成長して(とはいえ小柄)高校生になった美舞。
自分のことを僕と呼び、のちの親友日菜子と出会います。
入部希望になぜか男子空手部を選び、その門を叩きますが――――。
全編に擬音、オノマトペを多用した文章、テンポのいい文体でスムーズに読み進められます。
両手の甲にはっきりとある痣。それは何を意味するのか。それが解明されたと、き新たな異能の力が、謎が解かれていきます。
そして作中を通して語られる夫婦、そして惜しみなく注がれる子供への愛。
その絆こそが、この作品の最大の強みです。
テンポよく進む舞台変化にも注目です。
(ハイジ部。入ってとろけるチーズ、食べたい……(-_-).。o○0〇
最新話(第二部・三〇章)まで拝読しました。
ジャンル的には、まさしく王道の現代異能アクション小説です。
内容的には、メインの主人公が女の子でして、それゆえ概ね女性向けのテイストで物語が描かれていますね。
文体もWeb小説向けに最適化されていて、スマホで気軽に読めると思います。
特徴的なのは、神話的なファンタジー要素と生物学的なSF要素を織り交ぜた世界観でしょうか。
人間の遺伝子と関わる異能設定が、親子三代に渡る登場人物たちと結び付いて、壮大なストーリーへ昇華されています。
特に第一部は、メインヒロインにして女子高生主人公たる美舞ちゃんの可愛らしさと、お相手役のヒーロー・玲くんのカッコ良さに、女性向け小説がお好きな方なら思わずニヤニヤさせられるのではないかと!