心にずしりと圧し掛かる、ヘヴィな物語。

重い。世界で最も比重の高い物質、とかではなく。
その大きさに舐めてかかって、持ってみれば酷く重かった鉛のように重い。

西部劇とか少年たちの冒険譚とか、古いアメリカ映画のような雰囲気を感じたのは私だけだろうか。
だからかもしれないけれど、この物語の先に明るい世界が待っているように思えた。

ただその世界で、この少年たちは幸せに生きられるのかなと疑問符が付くことが、またこの作品の重さだ。

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