ひたすらに熱く、激しい

かつて日曜の朝にテレビの前で正座待機して楽しみに見ていた特撮ヒーロー番組、あの時のドキドキとわくわくがそのまま小説に落とし込まれたような、そんな熱さを持つ作品です。
怪人に襲われたきっかけからエルガイアに変身し戦う少年、拓真と正義感の強い警部補の館山寺を中心に物語が展開されて行きますが、登場人物の個性付けがはっきりしており読み手が置いていかれることなく物語に没入できる非常にレベルの高い文章で構成されていると感じました。
手に汗握る戦いの物語を求める方、必見です。