怒濤の流れが落ち込む滝壺のようなオチ。

「十五少年漂流記」とは異なった顚末を迎える漂流記。文字数的には漂流記メインですが、本筋は別に有ります。凝った構成です。
本筋の方を膨らませたら、もっと骨太の物語になったのでは?と思いました。今のままでも十分に骨太ですが...。読者に色々と想像させるのが作者の意図なのかもしれません。確かに想像してしまいます。
星の数は、短編にはMAX2つが信条だからです。

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