家族の大切さ、絆を感じる作品でした

リアルな設定や、正に¨今¨起きているテロの恐怖、そして最終局面へと盛り上がるストーリー。
とても面白く一気に読んでしまいました。
その中で、私が特に感じたのは、家族というのは誰にとっても大切な、特別な存在なのだということです。
弟の動画を見て涙するエルカシュに共感し、私も涙が止まりませんでした。
機内でイザが娘の事を思い出し、死にたくないと恐怖する。
本当にそうだと思います。自分の死は怖いけれども、それよりも家族に二度と会えない、自分が死んだらどんなに悲しむだろうか、それを思わずにはいられない。
己の身と同じくらい、もしかしたらそれ以上に、大切な存在が家族なのかもしれません。
この小説を読んで、家族愛を再認識しました。

次回作も楽しみにしております。

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