シリアルキラーをめぐる伝奇

主人公の語りの疾走感に思わず引き込まれる。第一章序盤に語られる若者風の日常が壊れる瞬間から、この物語の、真の始まりの幕が上がり、殺人者と少女を取り込む血なまぐさい怪奇と狂気の世界観が広がっている。ややもすれば、その勢いについていけないと思う瞬間もあるが、それはご愛嬌である。

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