あとがき
電車内の急病人というアイデアを思い付いてから、ネットで色々と調べてみました。
車輛内にはSOSボタンという物が設置されており、それを押すのがオーソドックスな対処法のようです。
但し、走行中にSOSボタンを押すと、電車は線路上で停まってしまい、安全確認やら広域ダイヤ全体を司っている管制センターとの調整をしないと再出発できないそうです。
線路上で電車が停まっても、救急隊員は線路上を歩けないので、急病人を搬送できない。
つまり、立ち往生してしまうらしいです。
ですから、次の駅に到着した瞬間に車輛内のSOSボタンを押すのが、最も効率的なんだそうです。
古い車輛のSOSボタンには機能が無いそうですが、新しい車輛のSOSボタンには車掌と会話できるインターフォンが設置されており、それで状況報告できるそうです。
さて、kuronekoyaさんのお題では、電車が既にホームで停まり、ドアが開いた状態で物語が一旦終了しています。
だから、お婆さんには直ぐに具合を悪くしてもらわなくては、この物語の再出発となりません。ここが少し強引、御都合主義です。
また、折角勉強したので、車輛内のSOSボタンを登場させようと考えたのですが、乗客達の間を縫って車輛連結部の端まで歩くことになるのでスピード感に掛けます。だから、その役は“乗客A”に遣ってもらいました。
替りに主人公格の彼or彼女(私)には、スピード感の有る、ホームを疾走する役をお願いしました。
冷静に考えると、彼女(私)ではなく、彼に走ってもらう方が速いはずなんですが、彼女(私)の存在感が無くなるので、そこは御愛嬌です。
こうすることで、彼の右腕の傷にも言及できました。赤い痣は、陽野ひまわりさんの設定を踏襲させて頂きました。火傷なので、こんな感じなのかなぁ、と。
なお、駅ホームに設置された非常停止ボタンを押すと、進入中の電車は急停車します。
それだけでなく、既に停車中の電車も発車できなくなります。
ホーム近辺の線路上の安全確認を済ませないと再出発できないので、ダイヤが大きく乱れるそうです。
停車中に急病人が発生した場合は、駅員を探すのが良いそうです。
駅~再開~ 時織拓未 @showfun
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