思い出の回転喫茶店

作者 楠 秋生

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★★★ Excellent!!!

回転喫茶、行ったことないです。

神戸の魅力を余すところなくぎゅっと詰め込んだ短編ですね!
そして、私たち神戸の民からすると、映像は容易に目に浮かびます。しかし、どこか想像の余地を出ない…!なぜなら、ポートタワーの上に登ったことがないから。

今度登ろう。キャラクタたちと、同じ景色を観る為に。

★★★ Excellent!!!

短いながらも綺麗かつ丁寧に風景が書かれていて、目を閉じればまぶたにその光景が浮かんでくるようです。
過ぎ去っていった時間と思い出の風景。
それを美しく表現できているのが、なにより素敵だと思いました。
皆さんにもこういった場所があるのではないでしょうか?
そんな思いにさせてくれる作品です。

★★★ Excellent!!!

 私は神戸には数回訪れたことがありますが、見るべき場所が多すぎてその程度ではとても味わいつくすことができません。
 また神戸という町全体の印象について言うなら、洗練されたおしゃれな街といったところでしょうか?
 いずれにせよ見れば神戸に行ってみたくなることうけ合いの作品です!

★★★ Excellent!!!

2016年にカクヨムで行われた「あなたの街のコンテスト」応募作品です。
なぜ、わざわざそんな事を説明しているのかといえば、それを知らなければこの作品の凄さは判らないからです。

このコンテスト、「貴方の街の良さを再発見しよう」「貴方の街を紹介して下さい」というテーマで行われたもので、大半の参加者が地元の観光名所やイベントを一つ紹介していました。
え? それはこの作品も同じではないかって? 大違いです。
この作品は神戸の「すべて」を紹介していますから。たったの2400字たらずで。

私が知る限りだと、不自然なくそれを成し遂げた作品はこれだけですね。どうやったらそんな魔法が使えるのかは読んでみてのお楽しみ!
街コン作品に興味のある方は是非!







★★★ Excellent!!!

素晴らしい情景描写です。神戸に縁のない私にも目に見えるような神戸の景色と夕景、夜景。その紡がれた文章にうっとりしていると……。

セピア色の想い出には続きがある。
きっと色鮮やかな未来が待っている。

素敵な神戸の風景とふたりがいつまでも変わることがありませんように。

★★ Very Good!!

青春時代を神戸で過ごした主人公が、同窓会で訪れた思い出の場所。神戸を一望できるその場所から素敵な思い出が語られていきます。
彼女の思い出に乗せられて、街の魅力が俯瞰的にぎゅうっと詰め込まれて紹介される、まさに街の物語。
神戸と青春の黄昏とその先のきらめきの予感、そんな情景が込められた作品です。

★★★ Excellent!!!

青春時代に経験した恋って、いつまでも心の中に大切にしまっていて忘れることが無いですよね。
もしも思い出の街で再会したら……きっと、一瞬であの日の頃の二人に戻ってしまう。しかも、再会したのが素敵なシチュエーションだったらなおさらです。

ロマンチックな恋をもう一度!
末永くお幸せに……。

★★★ Excellent!!!

 この作品を読む前に神戸ポートタワーを調べてみました。夜にライトアップされるとあんなにも綺麗なのですねっ。長細い太鼓のようだなと思ったら、実際にそういう記述がありました(*^^*) しかも鉄塔の美女とはセンスもいいですねー。

 さて物語ですが、そのポートタワーの喫茶店がお気に入りの『私』の視点で進むのですが、まずは神戸の街並みの描写が続きます。
 夕方が好きということで、『夕焼けの余韻を残したグラデーションのかかった空に星が――』という描写もありますが、私の脳裏に浮かんだその光景はとてもきれいなものでした。実際の光景はその百倍は素敵なのでしょうね。

 中盤から『私』の過去が綴られるのですが、その途中で偶然にも想い人と遭遇。そして――。
 どうやら『街コン』と恋物語はとても相性がいいようです。そしてタイトル通り胸キュンする作品でもあります。
 
 皆さまも是非ご一読を(⌒∇⌒)

★★★ Excellent!!!

コンパクトな字数であるのに、主人公の気持ちと巡ってゆく風景、そして思い出のきらめきと切なさ、今も手離すことのできない気持ち……それらがすべて無理なくまとめられていて、読んでいるとするっと世界の中にひきこまれます。

回転する喫茶店で、思い出という記憶を回転させていっているようで、物語の「場所」と人物の「心の動き」がマッチしていて素敵。
話がすすむにつれて景色が夜景へとうつりかわっていくのも、とてもロマンチックです。


★★★ Excellent!!!

神戸のポートタワーに回転喫茶店があることを知りませんでした。
作者様の丁寧な描写を辿りながら、海と山が続く神戸の風景をゆっくりぐるりと目に浮かべることができました。

主人公の彼女も、そんなぐるりとまわる風景を眺めながら、学生時代の恋の思い出をめぐらせます。
神戸の名所やイベントが彼女の思い出とともに沢山登場し、やっぱり神戸って魅力的。(街コン作品としての効果も素晴らしい!)

夕日がその風景に寂しくも優しい色を与えていることが、彼女の失った恋への思いと重なります。
夕焼け色に染まる景色は、徐々に宝石を散りばめたような神戸の夜景へ変わっていく。
彼女の思いは輝く夜景へ変わるのか…物語の中でお楽しみください。

★★★ Excellent!!!

以前、このような通称「回るレストラン」と言う面白いスタイルの飲食店について調べたことがあるのですが、本当にグルグル回って周りの景色を一望できる仕組みが備わっているんですね……。でも客の減少や老朽化のため少しづつ数は少なくなり、思い出の中にのみ存在する場所も少なくないと聞きます。

ですが、まるで回転喫茶店のようにその思い出が巡り巡って自分の元、スタート地点へ戻る、という不思議な巡り合わせもまた時としてあるもの。
ノスタルジー感と美しき恋に浸れる、素敵な一杯を味わえる作品です。

★★★ Excellent!!!

夕方の景色が郷愁を誘い、温かい懐かしさとほんのりと寒い寂寥感の両方が感じられる作品でした。

冒頭で語られる、喫茶室から眺める景色がありありと浮かんできます。
そしてそれに続く、動いていく景色が徐々に夕日に色づき、暗くなって、点々と灯る明かりの美しい夜景へ変わっていく姿が鮮明に思い描かれて、語り手の郷愁と寄り添うことができました。
そういう景色のセピア色の気配が、自然と彼との思い出へと繋がっていきます。
ノスタルジックな雰囲気に包まれたまま迎えたラストも素敵でした。

作者の方の描写力が、夕焼けの持つ寂しさを伴った郷愁をしっかりととらえた作品です。

★★ Very Good!!

万華鏡って好き。
くるくる回すと想像もしていないような綺麗な模様を見せてくれるから。思わず感動。

じゃあ、等身大の万華鏡があったらどうかな?
あんなに小さな万華鏡だって感動しちゃうんだから、きっと素晴らしい景色が見えると思う。

ほら、ボクの言ったとおりでしょ?
これ以上ない景色を見ることができたよ。彼女。