ホラーでありながら恐怖よりも人の想いの暖かさが読後に残ります。脈々と続く怨念の塊であるムカデに負けず、幸せになって欲しい主人公とヒロイン。応援します。続きが読みたくなります。
主に詩とエッセイを書いています。 時折Twitterにエッセイで取り上げたものの画像をアップしてます。 読み歩いては無言応援、星、フォローをする為、失礼があ…
終盤に出てくるこのセリフの日常っぽさが好きです。物語の中の空気に触れられそうな、すっと入り込める文章から繰り出されるムカデの恐ろしさはかなりのものがありました。しばらく日本酒が手放せなくなりそ…続きを読む
ムカデを題材にして民俗学を上手く取り入れているところが好印象でした。やはり一つの伝説を基に物語を作り上げていく方が、話を受け入れやすくて面白さが伝わりやすくなると思います。 あと、酔った藤先生が…続きを読む
土地伝来の昔語りに、異形に貶められた帰順しない、まつろわぬ民が見え隠れしている。下地にある「妖怪退治」の様相と皇より拝受した太刀が、後半活きてきて、物語を一気に加速させた。太刀の発想も面白く…続きを読む
不思議体験ではなく、もはやその事象があったと断定的な前提をもとに話が展開するので、疑う余地なくストーリーを追いかけられます。風呂場のタイルのようにみっちりと敷き詰められた濃厚な描写を軽妙な会話を追…続きを読む
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