惹かれていく。愛する女性として。人を食べるという掟の贄として。

主人公のウルの前に現れた、病的に痩せている女性。そんな彼女をウルは美しいと感じる。
恋の予感がする序盤。しかし彼がこの町に住んでいる目的は、人を食べなければいけないという掟の贄を探すこと。
父は贄として人間を食べた。その贄に、父は恋をしていたと言った。
そしてウルは……。

読後感を何と表現すればいいかわかりません。せつない、では足りない気がするのです。彼の彼女への強い思いが胸に刺さります。

単純に応援すればいい恋ではなかったのが、またなんといえばいいのかわからない感情が沸き上がってきます。
読んで感じたことをうまく表現できなくて申し訳ないです。
でも確かにこのストーリーに惹かれていました。

悲恋が好きな方は読んでみてください。

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