一本のタバコを軸に男の心情を描いていく巧みさに、嫉妬すら覚えた。これだけの物語を2400字に詰め込めることにも。
ありがとうございました。
海に出た者、陸に残った者。この言葉は冒頭と終盤、両方に出てきます。しかし同じ言葉だというのに、最後のこの言葉が出てきた時、胸がとても詰まりました。深みと重みと、込められた思い。それらが強く、胸…続きを読む
情景が目に浮かんでくるようなラスト。タイトルが、そこでつながってくるのか、と手を叩いた。バツグンに、うまいです。
はじめて才能を見たような気がする。いかにも推敲してなさそうなところが、さらに凄みを際立たせている。
最後の場面で思わず自分も崩れ落ちそうになりました。タバコの匂いまで感じられるような描写が素晴らしい。
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