「作法」通りに書くことが本当に優れたことなのか?新しい視点を得られます

文章について、当たり前に書いてきたことを見直すきっかけをくれるような作品です。

文章作法、というものはあるにはありますが、それはあくまで「一般的な」作法であって、決して破ってはいけない、なんてものではないはずです。
表現上に何らかの意図があって作法通りになっていないのであれば、当然それは認められるべきではないかな、と個人的には思います。

私自身は、文面の視覚的効果を利用したり、文字間に空白を置くことで上手く行間を表現したり、そういう詩的な表現というのが得意ではないので、作法通りに書くようにしていましたが、「得意でない、こだわりがないから無難な書き方をしている」よりも、自分なりの記述の方法にこだわりを持って書くという方が、表現者としては優れているのかもしれないな、などと考えてしまいました。

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