五感を、脳を、自分の存在すべてを通じて、僕はあなたに恋をしている

直情的、情熱的と書いてしまうと、ニュアンスがきつすぎる。
強い、けれども柔らかい言葉で綴られたメッセージは優しくて。

知的な遊び心とぬくもりのある文章・文体は、著者の持ち味だ。
それがラブレターの体裁を取ると、なんというか……ずるい。

誰にでも書けるスタイルに見えるが、読み心地のよい仕上がりは、
全体のリズムが均衡するよう配慮が為されているからだと思う。

とりあえず。
他人がいるところで読まないことをおすすめします(赤面する!)。

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