惚れた方の負けといいますが…

ここまで惚れられる相手に出会えた語り手は「惚れた方の勝ち」なのでしょうね。
この作品には顔が真っ赤になるような幸せが詰まっています。

もしわたしが語り手と想い人の両方と知り合いだったならば、一緒にいる間はずうっとニコニコするでしょう。
うっかり「この間さぁ」と言いかけて、「いや、なんでもない」と口をつぐんでしまうでしょう。
そんなわたしを見て、ご両人は「変なの」と笑ってくれるでしょう。

どこかに存在するかもしれない二人に祝福あれ。

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