Best Place ~心穏やかに過ごす場所~

作者 江田 吏来

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★★★ Excellent!!!

街コン掌編もの。

高知ネタがふんだんに盛り込まれたこの作品。高知のことはあまりよくは知らなかったのですが、こうして高知のことに触れることができ、少しだけ高知のことを知ることができました。物語としても、短い作品でありながらきちんとした構成であり、読み応えがあってよかったです。

オススメな掌編小説です。是非どうぞ!

★★★ Excellent!!!

名のある場所に行ったことがありますが、この物語を読んで、再び訪れたいと思いました。


そして、もったいないと思ったのが、場所の説明だけになってしまっている所があります。

文字制約のため、物語的には全てを書かずに一つに絞ってもよかったのかなぁとも感じました。

また読みたいです、ありがとうございますo(^▽^)o

★★★ Excellent!!!

有川浩さんの「県庁おもてなし課」の映画の舞台にもなり、

実際、私も旅行してみたのですが。

桂浜、四万十川、カツオのタタキ、西原理恵子さん以外にもこんなに魅力が詰まっているのですね。

ちなみに、瀬戸内海の牛窓も日本のエーゲ海とよばれています。

せつないながらも高知の魅力が満載の作品だと思います。

★★★ Excellent!!!

もし、目の前に広がる美しい景色を、言葉で伝えるならばどんな言葉を選び、どんな表現をするだろう、と思わせる作品。

海の見える家の担当医となった主人公が、そこを終の住処と決めた患者から受け取ったものは、どこか追い詰められていた自分を見つめ直す、そんな時間だったのかもしれません。

感動的な良い作品でした。

★★★ Excellent!!!

末期ガンを患う彼女は、高知の海や空や川を愛し、
仕事に忙殺されがちの「僕」に、
美しい風景をもたらしてくれた。

彼女は「風がみえる」人だった。

「命令」「面倒」という冷たい言葉が並ぶ冒頭、
若手医師である語り手に嫌な印象を持ったけれど、
患者である彼女との対話の中に、彼の真摯さと繊細さを見た。

綺麗事の奇跡を描く物語ではなく、
シビアな病の実情を描けばこそ、
エーゲ海とも比肩する高知の海の美しさが映える。

彼女に見えていた風景、彼が気付かされたその美しさに、
私もじかに触れてみたくなった。
痛くて苦しくて魅力的な掌編。
丁寧な筆致で描かれるリアリティが、すごく好き。