疲れた心を導いたのは、

忙しない日々に疲れて、世界が薄く霞んでしまう。
「何もしたくない」しかなくなりそうな自分への危機感。

慌ててバイクを駆って出た午前5時、
導かれるように、鎌倉への道を選んだ。

どことも知れない仏閣に佇み、
生きている感覚が取り戻されていく描写に、
読み手の心も満たされていくようで。
その穏やかで健やかな読後感、すごく好き。

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