最初は中世を舞台にしたモダンファンタジーかスチームパンクかなといったところですが、読み進めていくとかなり深く踏み込んだ哲学書のような印象に変わっていきます。筆者の言葉と人間の存在に関する深い洞察が…続きを読む
中世の景観を留め、モルダウの流れを望むチェコの首都プラハ。『破局』により激減した人口と、その労働力を補うゴーレム。ファンタジックな舞台設定がどこか詩的な文体で語られるが、読み始めてすぐに「そう…続きを読む
壮大な物語です。冒頭、少女とゴーレムの話から、ストーリーはどんどん遠大になってゆき、言葉とは、言葉がない場合に我々は存在できるのか、というような哲学的なテーマになってゆきます。正直、ラストは、全…続きを読む
少女の一人称で描かれ、中欧のエキゾチックで神秘的な雰囲気と魔法の様なファンタジーなモノで外側が包まれていますが、しっかりとSFしています。奥深いメッセージ性のある本格SFです。「言葉とは…」「人間と…続きを読む
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