斜め上では生ぬるい!突き抜けまくりの面白さ!!

白状します。
実はこちらの作品はけっこう前に拝読しておりました。
しかし、あまりの予想外、というより冒頭のほんの数行以降は予想する隙も与えないほどの衝撃の展開に、どうレビューしてよいやらと頭を悩ませたままこっそり×ボタンを押してしまったのでした。
いくらかレビューの経験値を上げ、早寝早起きでコンディションを整え、ようやくレビューと向かい合うことが叶いました。

序盤の「これから斜め上に打ち上げますよー」宣言から、物語の行方は加速しながらぐんぐん高度を上げ、大気圏を突き抜けてもなお勢いを増していきます。
慣性の法則などお構い無しに、燃料ぶっぱなしで宇宙を突き抜けていくような爽快さ。
それはもうこの作者さまでなければ表現できない文芸の域であると感服いたしました。
個人的には、朝の連続テレビ小説「ダップンさん」のくだりにお茶を噴きました。

そんな予想外の作品ですので、他の方のレビューでの反応を読むのもとても楽しいです。
一粒で二度おいしい素敵な作品を読ませてくださりありがとうございました。

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