これは『世界』を共有したかった二人の物語。

 もしも大切な人がいて、その人と自分が違う世界にいた時、人は何を望むのだろう。きっと同じ世界を見てみたいと思うに違いない。
 二人の『世界』を共有できたなら、どんなに幸せか……と。
 この作品では一方が「光」、もう一方が「闇」の世界に生きています。そして、普通は「光」へ向かっていくのですが、この作品は逆に向かって行きます。だからと言って決して暗かったり重かったりするわけではありません。どちらかと言えば、人間の優しさに救われる物語です。

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