火事と喧嘩は江戸の華、てやんでぃべらぼうめぇですぜ!

面白かったです!!

いきなりですが、これが読了後最初にいだいた感想です。
舞台はお江戸。元同心で、商家に婿入りした主人公を中心に繰り広げられる人情劇です。

チョンマゲ時代のお話かぁ、なんて言わないでください。
そこかしこに散りばめられた、現代語に翻訳された言葉が隠し味です。

シナリオ形式とのことですが、違和感はなくスムーズに読むことができます。
登場する人物たち。すべてがいいのです。とにかく全員に愛着を持てます。味があるのです。
ほろりとさせる仕掛けもあり、異世界物に少々お疲れの際にはぜひお読みください。