もううどんを純粋な目で見られない

ギャグタッチでシュールな語り口から始まり、「これホラーで合ってる?」と思いました。最初は。
しかし中盤からだんだん狂っていって、確かにホラーで合っていると感じました。

ぎらぎらとした人間の食欲を感じながら、叫ぶことも逃げることもできない。うどんだから。

(以下ちょっとネタバレ)

オチはみんなのトラウマとして名高い『にんじん大好き』を思い出しました。
橘音に恋をしたと言っていた葱人は、最後には自分が「うどん」を好きなのか、「橘音」を好きなのか、わからなくなっていたのかもしれません。うどんの魔力でしょうか。

当分は、どん兵衛を見るたびに思い出しそうです。

余談ですが、「橘音」ってなんだか酢橘を乗せたうどんを連想します。

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