概要
韓流でない韓国古典ラブストーリー
世宗大王の三番目の王子である安平大君に仕える宮女と若手文人の悲恋。韓国では有名な物語ですが、日本では紹介されていないようです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!韓国では有名な物語なんだそうな。ロミオとジュリエット的な悲話。
風流と哀愁。それこそが詩人に大切な要素なんだろう。本作品は、その両者を適度に漂わせた逸品です。
同人誌か何かの冊子に掲載し、その冊子は完売だそうです。実績に裏打ちされた作品です。確かに、文章は読み易いだけでなく、綺麗。
話の展開については、身も蓋もない言い方をすると、才色兼備なボンボンが俗人に騙されて…とのオーソドックスな内容。だからこそ読者は悲恋に同情できるんですな。
駄文では感情移入できないから、やっぱり、本作品の最大の魅力は文章ですね。
書き手には良質の教科書だと思います。
ただ、昨今の険悪な日韓関係に毒され、「だから、豊臣秀吉が攻め入った文禄・慶長の役を未だに口撃材料に使うのか…続きを読む