滅びつつある世界、終われない恋

 壮大なスケールの物語に対して「病床の少女とその恋人の少年」というモチーフ、マクロとミクロの世界観が相互に独特の雰囲気を作り上げていますね。読んでてリアルに感じた十代の少年少女の恋愛や、感覚の麻痺した世界に忍び寄る終焉の感じ…とても巧みな文章や各分野の用語を交えて織り上げられています。大いなる選別、間引きへの抵抗に「おおお!」とのめり込み、恋の行方に一喜一憂してたら現在UP中の全話を読んでしまいました。続き、気になりますね!

その他のおすすめレビュー

ながやんさんの他のおすすめレビュー240