異種兄妹譚、といったお話ですが、読んでいて、かわいくてほのぼのでせつなくて、好かったです。 楽しく堪能させて頂きました。好かったです。 以上です。レビューでした。
のんびりまったり参加してます。
リザードマンの兄、ヒックー。兄に拾われた人間の妹、タマル。寡黙な兄は妹を愛した。美しい存在だと、丸ごと全部、愛していた。妹は、鱗も尾もない小さな姿を恥じ、醜く無力な自分を疎んでいた。…続きを読む
生物として違うということ。それは、決して文化や暮らしが違うというだけに留まらず、そもそもの「存在」が異なるということに他なりません。「存在」の違いという悲劇、それでも、もう少しだけ、時間が尽き…続きを読む
こういう「家族愛」を拗らせたような作品が私はたいそう好物です。近親相姦モノ的な、あぁ、いけないことをしているという背徳的な感覚とは真逆。家族を自分の手足といった体の一部のように愛することの美し…続きを読む
異種婚というだけでもなぜか胸がざわめく。種族を超えた愛なんてロマンチックと思ったりもする。しかし種族が違うというのは、姿形が異なるだけではないのだ。それは生きる時間そのものが違ってしまうということ…続きを読む
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