軽妙な一人称と厨二ルビで綴られる――ダブルクロス(同類殺し)の物語

僕は普段二次創作は全く読まないし、二次創作を嗜むという習慣もない! そもそも『ダブルクロス』を知らないし、『TRPG』をやったこともない! 

それでも、この物語は面白く――続きが気になる。

二次創作に興味がなく、『ダブルクロス』を知らないという読者諸君――ブラウザバックをする前にまずは1話、そして2話3話と読んでもらいたい。きっと、君も続きが気になるはずだ。

主人公は、苔人間のレネゲイド(僕もよく分ってないけど、とにかく不思議生物)のテイル君。物語は彼の軽妙でシニカルな一人称で綴られる。この一人称がかなり読ませる上に雰囲気が良いので、物語に容易に入ることができる。

物語自体はミステリー仕立ててで、依頼された『とある事件』を追うというもの。

さらにこの二次創作の面白いところは、作者がツイッターでアンケートを取り、そのアンケートを結果をもとに主人公の行動指針を決めるという点。ゲームブックのようでもあり、『TRPG』をプレイしたことがないという読者でも、まるでゲームに参加しているような気持で主人公の行く末を見守ることができる。

『TRPG』を――『ダブルクロス』を嗜む作者だからこその趣向が凝らされた体験型二次創作。

さぁ、君も『ダブルクロス』(同類殺し)の物語に参加してみよう!

主人公の行動指針となるアンケートに参加したいかたは、作者のツイッターまでどうぞ(勝手に誘導)――

https://twitter.com/tari_psi