概要
少女の手に握られていたのは――――少年の心臓だった。
目つきが悪く、いつも眉間にしわを寄せた顔。
その顔で生まれてしまったせいで、不幸な人生を送ってきた熊無煌心。
高校入学早々、先輩には目を付けられ、見ず知らずの少女にまで顔から不幸が滲み出ていると言われたこともある。
人生を悲観する彼に追い打ちをかけるように目の前に現れた少女は彼から心臓を奪っていった。
その顔で生まれてしまったせいで、不幸な人生を送ってきた熊無煌心。
高校入学早々、先輩には目を付けられ、見ず知らずの少女にまで顔から不幸が滲み出ていると言われたこともある。
人生を悲観する彼に追い打ちをかけるように目の前に現れた少女は彼から心臓を奪っていった。