えっ？？えっ？？ギャグなんでしょ！？ギャグなんだよね！！？？

冒頭は、童話のような素朴な文体。
ゆっくりと、しかし確実に進行していく事態。
・・・あれ？・・・あれ？・・・CHIJOって世界の命運を握る重大なワードだったっけ？？
僕の感覚のほうがおかしいのか？？いやいや、そんなハズはない、痴女化ウイルスなんて設定の方がぶっ飛んでるんだ！僕は間違ってない！！
そんな錯誤を抱かせるほどあたかも当然のようにアホ設定が織り込まれたこの作品は、それでいて硬派なアクションストーリーの骨格を備えており、他にない不思議な読後感を与えてくれます！
痴女の痴態がギャグテイストのあっさりとした表現で飛ばされ、「スケベな笑顔」という言葉がまるで親友の絆の証のごとく使われる世界で、突如として「えっ？ここまでやっちゃうの？」とハラハラするほど煽情的なシーンも飛び出し、まさに新感覚という言葉がぴったりな作品です！