彼女は至極冷静であった。淡々と残虐性のある殺り方をする彼女の心情は、直接的にはあまり記されない。だからこそ、じわじわと伝わってくるものがある。記されないからこそ伝わる狂気を感じた作品。
屈橋 毬花(くちはし まりか)と言います。 ジャンル問わず、書きたいときに書きたいものを伸び伸びと。 読んだ瞬間、その世界をまるで本当に五感で感じられてい…
切れ味の鋭いミステリー(叙述トリック)を読んだような読後感を持ちました。************************************************************…続きを読む
蓄積された負の感情が爆発した結果と思いきや、淡々とした目線で語られる描写がいい意味で気持ち悪く、ホラー作品として成功していると思います。最初にさらっと読んだときには、主人公が行動に移した理由・経…続きを読む
人間の心は誰が思っているよりも壊れやすく、そして、一度壊れた人格はだんだんと暴走し始め最終的には取り返しのつかないことになる。大体の人間は人を殺した人間に対してこう聞くのではないだろうか「なぜ殺し…続きを読む
見る人によってそれは狂気と形容されないこともある。
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