彼女は至極冷静であった。淡々と残虐性のある殺り方をする彼女の心情は、直接的にはあまり記されない。だからこそ、じわじわと伝わってくるものがある。記されないからこそ伝わる狂気を感じた作品。
屈橋 毬花(くちはし まりか)と言います。 ジャンル問わず、書きたいときに書きたいものを伸び伸びと。 読んだ瞬間、その世界をまるで本当に五感で感じられてい…
途中、なんとなく父のことは予想できた。 しかし、ラストにおける〆のありかた。僅かばかりに残っていた罪悪感が見せた感情の末なのか…… 幽霊などの安易なホラーに逃げなかったオチに、ぞくりとしまし…続きを読む
切れ味の鋭いミステリー(叙述トリック)を読んだような読後感を持ちました。************************************************************…続きを読む
蓄積された負の感情が爆発した結果と思いきや、淡々とした目線で語られる描写がいい意味で気持ち悪く、ホラー作品として成功していると思います。最初にさらっと読んだときには、主人公が行動に移した理由・経…続きを読む
視線の主は外ではない。内にいるのだから…
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