第20話 最後の屋根の下
今度、友人夫婦に子供が生まれる。
また、先日は別の友人が入籍した。
どちらも幸せそうなので、とてもおめでたいと思っている。
私にとって、家族は他人の集合体だ。
だから、家族を維持するためには、各々が維持する努力をする必要があると考えている。
私の最初の屋根の下は、初期の配置で詰んでいた。
それでも、今の屋根の下は、居心地がいい。
今、夫と家族になって、幸せだ。
だから、この関係は維持したい。
維持したい関係だからこそ、そのための努力もできるし、支えようとも思える。
夫も私を支えてくれている。
有難いことだ。
結婚は、ゴールでもスタートでもなくて、ただの生きていく上での選択肢の1つに過ぎない。
選ばなくても良い生き方だ。
それでも、私は夫とともに生きていく道を選んだ。
願わくば、末永く、ともに在りたい。
いくつかの屋根の下 くらげ @s-kurage
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