このミステリー まさしく新感覚
- ★★★ Excellent!!!
容疑者は一人であり、六人でもある。
そんな特殊なパターンにもかかわらず、ミステリーとして成立しています。
私は犯人が気になって、一気読みしてしまいました。
全く予想もつかないままたどり着いたラストですが、納得です。
フーダニットの魅力は、探偵が推理を披露し、犯人を論理的に消去法で絞り込んでいくその過程にあると思います。
このシーン、たいていカッコいいんですよ。
本作も、探偵の池田さんがズバッとカッコよく犯人を当ててくれます。
快感でした。