科学技術の発展がもたらす、あまりにも残酷な真理とは

星新一作品のような切り口に、現代の科学技術を取り入れ、王道かつ斬新な作品でした。
ジャンルがジャンルだけに諸々の矛盾点が浮かび上がれど、それを打ち消すほどの幅広い知識量と世界観に即した表現力が、作品全体の完成度を底上げしてます。
ラスト、もう一捻りあれば個人的に満点でした。作品中に垣間見える作者の意図・考察力に鑑みて、それだけの技量をお持ちだと思われます。
次作に期待です。