寿司をめぐる冒険――全てを喰らいつくす病とは?

『寿司』というお題をテーマにした短編小説。
これを聞いただけで勘の鋭いカクヨム読者なら、「なるほど、あの生放送を視聴しましたね?」とニヤリとしてしまうだろうが、そのニヤリは本編を読んだ後に取っておいてもらいたい。

話しの筋書きは簡単だ。寿司を食べたい――それだけの物語である。しかし、たったそれだけの物語に作者の個性が存分に発揮されている。技巧と趣向が凝らされているのだ。

SF的なハッタリもきいているし、恐怖を感じさせるオチも良い!
是非とも、往年のヒット曲「寿司くいねぇ」を聞きながら読んでほしいものだ。

「ヘイ・ラッシャイ!」

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