人はなぜ嘘をつくのだろう

冒頭からラストまで、ぐいぐい読まされました
思春期の少女の抱える、自分対社会とのギャップ
それを嘘という形で解決しようとした主人公は、嘘のために追い詰められてしまう
葛藤のあげく謝っていい子ちゃんになる話ではなく、なんと主人公はただ一人で山に登ります
このシーンからラストまでの展開に、世界を自らの手で転回させる若さ、したたかでしなやかな生命力を感じました
読後感たいへん爽やかな名作です

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