不定形の倫理とどう向き合うべきか

フィクションでありながら身につまされるものがありました。
当たり前に存在するモノやコトへの価値観も10年後、20年後どのような変貌を遂げるかなんて、やはり誰も見当をつけることはできないでしょう。
ただその渦中で立ち止まって、周囲を取り巻く常識と、それに上書きされた旧式の道徳に向き合うことは、人間の在り方を考えるうえで重要な哲学だと思いました。

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