最後まで読んだとき、なんだか心が粟立つような感じがしました。動物を殺さずに肉を食べられるようになったことが、逆に命に対しての更なる冒涜を生み出しているように感じました。とても考えさせられる作品だと思います。
現代ですら、ほとんどの人は食べる為の殺しの現場に立ち会っていない。食べる物が生きていたかどうかなんてのは、案外すぐにどうでもよくなっていくのかも。本物が何なのか、それはその世代に生きる人にしかわから…続きを読む
見事…!!!"実際にありえそうな"ディストピア感が素晴らしいです。直接的に感情は語っていないのに、主人公の様々な感情が伝わってきました。パッと見は凄くフラットなのに、行間にたくさん想いが詰まってる…続きを読む
最後まで読んで、改めてタイトルを見るとなんとも感慨深い。娯楽としても、風刺小説としても読みごたえのある作品でした。
どうしてもその引っ掛かりを言語化できない。うあー・・・うあー・・・と唸りながら読むしかないのだ。
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