物静かだけれど、マグマの溜まった感じ、でしょうか。

星2つ評価ですが、これは短編には星MAX2つと決めているからに過ぎません。秀作です。
全体のトーンとしては淡々と、抑揚の抑えられた語り口で、物語が進みます。
倫理というか、社会が押し付けてくるもの全般に反発を感じているのでしょう。しかも、絶対的な価値ではなく、時代の雰囲気なり都合で結論の変わる押し付けであれば、反発どころか抵抗したくなるのが人間の感情でしょう。
読み終わった後に、そんな奥深いことを考えさせる。そんな作品です。

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