親しみやすい青春モノから入り、そこからぐいぐいと惹き込まれるストーリーの流れが秀逸で魅入られます。巧みな文章と軽快な台詞まわしも素晴らしく、それぞれのキャラクターの魅力を際立たせているのが特に印象的でした。個人的に青春群像劇が好きなこともありますが、洗練された青春ドラマと、個性的な登場人物が織り成すエンタメ作品をお探しの貴方には、是非オススメしたい一作です。
日常と非日常、子供と大人、平穏と闘争、出逢いと別れ。異なる領域に在った様々な対比が心を掴み、それらが次第に交錯し相互作用していく中でさらに感性が引き込まれていきます。「僕ら」も「彼ら」も魅力に溢…続きを読む
人と馴れ合うことを嫌う高校1年生の茅ヶ崎龍介は、秘密組織“罪”から命を狙われている、と知らさせる。彼を守る組織“影”もまた表社会から隠れた存在であり、龍介の身辺には次第に、ひたひたと危険が迫り…続きを読む
最初は主人公達高校生の青春模様を微笑ましく見つめていた筈なのに、彼らの世界の裏側で起きる闘争の物語が明るみに出てきたところから加速していく展開に思わず次は、と読み進める手が止まらなくなるような作品で…続きを読む
二つの世界にいるキャラクターの心境に、柱のような重心があってとても良かったです。龍介と未咲の幼馴染コンビも、きっちり青春しててニヤニヤが。 バトルだけではなく、彼らが大人になっていく過程にも期…続きを読む
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