青とエスケペイド

作者 冬野瞠

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★★★ Excellent!!!

日常と非日常、子供と大人、平穏と闘争、出逢いと別れ。
異なる領域に在った様々な対比が心を掴み、それらが次第に交錯し相互作用していく中でさらに感性が引き込まれていきます。
「僕ら」も「彼ら」も魅力に溢れたキャラばかりですが、やはり白眉は桐原先生。彼の現在には心ときめき、彼の過去には胸を裂かれます。
世界の裏側での闘いが、高校生たちの平凡を侵食していく先に待つ未来、非常に楽しみです。
そして、文章が圧倒的に巧い! 薫り高い文体、異なる視点の描き分け、胸に迫る心情描写。
似ている作品が思い当たらない新感覚の小説、ぜひ貴方も!

★★★ Excellent!!!

人と馴れ合うことを嫌う高校1年生の茅ヶ崎龍介は、
秘密組織“罪”から命を狙われている、と知らさせる。
彼を守る組織“影”もまた表社会から隠れた存在であり、
龍介の身辺には次第に、ひたひたと危険が迫り始める。

多視点で展開される群像劇が物語を明らかにしていく。
龍介の担任である桐原の凄絶な過去、“影”の人間模様、
“罪”との戦闘は、殺伐としつつもキャラの魅力に溢れる。
龍介と幼馴染みの未咲を中心とした青春劇は瑞々しい。

著者は絵の才にも長け、Twitterで公開されたイラストで
本作を読むより先にキャラクターたちの顔を知っていた。
「遅れ馳せながら会いに来たよ」という、不思議な感じ。
初めから親しみがあったから、すっと物語に入っていけた。

ストーリーは3部構成予定とのことで、今はまだ中盤かな。
“罪”との戦い、それぞれの恋の行方、人生の進路と、
先行きの見えない現状に、これからの展開が楽しみです。
更新、マイペースに頑張ってください。待っています。

★★★ Excellent!!!

最初は主人公達高校生の青春模様を微笑ましく見つめていた筈なのに、彼らの世界の裏側で起きる闘争の物語が明るみに出てきたところから加速していく展開に思わず次は、と読み進める手が止まらなくなるような作品です。

登場人物ひとりひとりが持つ様々な境遇、物語が重なり発展していくストーリーに声が漏れだしそうになるのを堪えながら、公開中されている全話を読み切った時に浮かぶのは「この先はどうなるのだ」という衝動以外の何物でもありませんでした。これから先の展開も楽しみにお待ちしております……!

★★★ Excellent!!!

親しみやすい青春モノから入り、そこからぐいぐいと惹き込まれるストーリーの流れが秀逸で魅入られます。
巧みな文章と軽快な台詞まわしも素晴らしく、それぞれのキャラクターの魅力を際立たせているのが特に印象的でした。
個人的に青春群像劇が好きなこともありますが、洗練された青春ドラマと、個性的な登場人物が織り成すエンタメ作品をお探しの貴方には、是非オススメしたい一作です。

★★★ Excellent!!!

学園ラブコメかと思わせておいてページがすすむうちに「こいつは、ただ事じゃあない世界だ」と物語はヒートアップしていく。
数字に色がついて見える少年とその幼馴染みと先生と、そして色々な人々が群雄割拠するローファンタジー。
美しくも残酷な世界観に虜になります。

★★ Very Good!!

 二つの世界にいるキャラクターの心境に、柱のような重心があってとても良かったです。龍介と未咲の幼馴染コンビも、きっちり青春しててニヤニヤが。

 バトルだけではなく、彼らが大人になっていく過程にも期待が持てます。また、先生の過去も気になるところ。エンジンのかかる日が楽しみです。