「老婆03」まで読ませて頂きました。
ストーリーもキャラも魅力的ですが、なんと言っても驚いたのが、見出しにも書いたアクションシーンの描写と設定の噛み合い具合です。
これはぜひお手本にしたいですね。
こちらの作品では、アクションの描写が静かに淡々と重ねられていきます。
イメージで言うと、前に進むと言うよりは上に積み上がっていく感じです。なので重さが生まれる。
どこか影のある作風にピッタリです。
しかしここで、ふと思うことがありまして。
他の多くの方がレビューに書かれているように、こちらの作品はスピード感がすごいんです。もう文章が疾走していると思うくらいにです。
でもこの点、先に書いた重さと正反対だと思うんです。それがなぜ上手く噛み合っているのか。
その秘訣が、深く練られた設定なのではないでしょうか。
著者様の中では設定はほぼ完全に作り上げられているようで、次から次へと隠れていた設定が明らかになっていく。
この怒濤のように押し寄せる「おおっ!」がスピード感を生んでいるのではないだろうかと、僕は読んでいて思いました。
バトルアクションが好きな方には、ぜひおすすめの作品です。
作品としては非常にスタイリッシュな近未来ガンアクションです。ガジェット、ストーリー、キャラクター、いずれも非常に魅力的なことは保証致します。
でもこの作品の本当の魅力はそこじゃありません。作者様自らが朗読を行っていることもあり、実際に読むことを考えられた台詞回しがされています。漫画化、そしてその先に有るアニメ化を考えれば非常に馴染みやすい作品といえるのではないでしょうか?
まずは読んでみてください。
そしてそれからこの作品が漫画になり、アニメになるところを想像してみてください。
それはとっても素敵なことだと貴方も思うようになる筈です。
老婆03まで読了。
コンテスト応援も兼ねて、改めてレビューさせてください!
ハードボイルドな世界観だけれど
ストーリー展開が優しさにあふれていて、ひきこまれる。
ハードボイルドだけれど、女性キャラクターたちがとても大切に扱われていたり、活躍するので何も邪魔されずに世界に没入して読めました。
ユウトくんがさらっと男前でカッコいいのが最高だと思います!
以前のレビュー↓
魅力的なキャラクター。ハードボイルドなのに優しい話
最後の弾丸のスピンアウトと聞いて読みました。
最後の弾丸は雰囲気が一番印象に残る作品でしたが、ラストバレットは様々なところから作りこまれていることを感じ、色々な部分が印象に残ります。
リュールーお得意のアクションももちろん魅力的ですが
沢山出てくるキャラクターがそれぞれ立っていて、すぐに区別が付くのでお話についていきやすいです。
キャラクター同士のこれからの関係がとても気になります!