それは恋なのだろうけれど、読んでいて胸がぎゅっと冷たくなる。なのに惹かれる。
少しのダークさとともに、人の感情のせつなさを描くのが好きです。 読んでくだされば幸いです。 敬称は『さん』で、呼んでいただきたいし、呼ばせていただければと思…
ひとりの女性が、愛を貫く享楽と悲哀を描いた物語。昔話風にアレンジされておりますが、決して “ のんびりほんわか ” としたお話ではありません。一途に愛を持ち続けながら、一方ではそれゆえの背徳心が…続きを読む
日本の昔話などは子供が読みやすいように色々と改編されている事が多い。読みやすくなった半面、少し味気の無いというかあまりにも子供向け過ぎるので大人が読むにはいささか堪える。本作は村でひっそりと人…続きを読む
ヒトならぬものに出逢った、タツ。それはそれは幸せで、満ち足りていた日々。それが続かなければこその美しさ。あでやかな、鮮やかな時間。過ぎ去った、過去のとき。近づきゆく、老いの道はて。…続きを読む
気持ちの良いラスト――けれども、タツは……。感動と呼ぶには、静かすぎる想いがしました。綺麗で触れてはならぬもののように、神聖で清らかで、憧れすら届かない。ピュアというには厳しい現実感。…続きを読む
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