しろぎつね

作者 aoiaoi

93

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★★★ Excellent!!!

男が禁断の恋に踏み込む話です。


シンプルな文章がいいですね!

日本昔話 青年バージョン のように感じました。

男の気持ちに文章が傾きながら、女性を魅力的に表現されてます。

ラストも好きな終わり方ですね!

次の話にも期待して星三つ送らせて頂きます。

★★★ Excellent!!!

ひとりの女性が、愛を貫く享楽と悲哀を描いた物語。
昔話風にアレンジされておりますが、決して “ のんびりほんわか ” としたお話ではありません。
一途に愛を持ち続けながら、一方ではそれゆえの背徳心が癒えない傷のように痛みを与え続けるさまが、見事にひとつの作品として著されております。これは神が知恵と引き換えに、人間のみに与えたもうた試練なのかもしれません。

タイトルの「しろぎつね」。非常に意味深な表題です。しろぎつねは美しき娘に何を残したのでしょうか。何のためにそうしたのでしょうか。
解釈は読み手次第です。考えるほど、奥の深いこの物語。読む時間よりも、その後に去来する思いを自身と語り合う時間のほうが長いのです。

この「しろぎつね」をご覧になって、ご自身と語り合ってみられたらいかがでしょうか。その時間は決して無駄にはなりません。

★★★ Excellent!!!

日本の昔話などは子供が読みやすいように色々と改編されている事が多い。
読みやすくなった半面、少し味気の無いというかあまりにも子供向け過ぎるので大人が読むにはいささか堪える。

本作は村でひっそりと人生を全うする運命だった娘が美少年に助けられて生活を共にするといった内容。
村の掟とかそういう昔ながらのしがらみに葛藤する娘をよく描けていると感じた。

あえて惜しいと思った点は内容が短い点。
時間がある時に続編を書いて貰いたいものだ。

★★★ Excellent!!!

ヒトならぬものに出逢った、タツ。
それはそれは幸せで、満ち足りていた日々。
それが続かなければこその美しさ。

あでやかな、鮮やかな時間。

過ぎ去った、過去のとき。

近づきゆく、老いの道はて。

そのとき彼の者と、再び相見えることは出来るのだろうか──?


一幅の絵巻物のように綺麗なお伽噺。

★★★ Excellent!!!


まるで地方に伝わる民話のようだった。というのが、読み終えた直後に抱いた感想である。

始まりはもの悲しく、終わりもまたもの悲しい。
しかし同じ哀愁が漂う雰囲気であっても、最初と最後では真逆のように思える。

それはきっとタツの心情によるものだろう。

冒頭にはなかった様々な感慨深さが最後にはある。
そしてそのことをタツも自覚している。

文章としては書かれていないことが、しかしかなりの深い部分まで想像できてしまう。

短いながらも……、いや、短いからこそ、心に響く良い話でした。

★★★ Excellent!!!

 さて、困った。と言うのがレビューの心境。
 いっそ、フォローした事も読んだ事も忘れて、そっと閉じようかとさえ思ったぐらいだ。

 面白い面白くないという言葉を超えた作品だった。
 村に伝わる民話や童話を読み聞かされているような、ただ、教訓のようで、それとも……?
 不貞と言えば不貞であり、純愛と言えば純愛だろう。
 そして、答えを出さないという答えのあり方……
 最後は、情景の美しさだけを感じさせ、自分の中に残った読後感さえも幻のように感じる……


 レビュアー泣かせな作品です。
 でも、一度は読まれて欲しい作品でした。

★★★ Excellent!!!

気持ちの良いラスト――けれども、タツは……。

感動と呼ぶには、静かすぎる想いがしました。

綺麗で触れてはならぬもののように、神聖で清らかで、憧れすら届かない。

ピュアというには厳しい現実感。

唯一絶対無比の完全なる美。

うつくしい。あなたの描く世界は美しい!


読ませていただきありがとうございます!