大陸から見つめた美しき島国、美しき日本人の在り方

高野山と言えば関西を代表する世界遺産であり、その僧侶となれば高尚なのかと思いきや意外にも世俗的で親近感すら涌いてきました。今の時代、お坊様もオートバイに乗るわけですから、インターネットを駆使したりカクヨムにも登場したりしてもおかしくありません。自由に表現出来る時代になったな、と。主となる仏教からの引用や中国での経験談、かと思えば野球や漫画、アニメ、さらには聖書からイスラムに至るまであらゆる知識が網羅されています。わかりやすいし、それは、僧侶だけに有難い説法のようでした。とても教訓になりましたし、日本語の美しさを顧みるコラムでした。合掌。

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