フェッセンデンの宇宙。水槽の脳。これらを荒唐無稽だと感じる人もいるかもしれないけれど、子供時代の私にとってはあり得るリアルな物語だった。けれど、大人たちは「それはフィクションに過ぎない」と笑う。私もいずれ、子供の「リアル」を笑うのだろう。この物語は、子供の「リアル」に大人が寄り添うことができるホラーだと思う。私が夢見た物語だ。
ホラーといいながら、ホラーっぽいジャンルやネタを取り扱っているだけで本当に怖い作品は少ないものです。ですが、掌編でもしっかりと怖いのが秀逸。伏線の張り方、予想の上を行く展開なんかはプロの技だなぁと。…続きを読む
一気に読ます力量は流石!とても参考になりました!
ホラーアンソロジーとかで、かわいいさし絵なんかついちゃって、油断して読んじゃった小学生に刺さるものを残してほしい!!で、その巻末に「アイの物語」とかさりげなく次に読む本の広告が入っているの希望。
児童向けホラーって、どこか荒唐無稽なところがあるからこそ救いがあるように思うんです。しかしこの作品には、実際にあり得てしまうえげつない展開が描かれています。これは子供が読むにはきついかも。自力で消…続きを読む
もっと見る