フェッセンデンの宇宙。水槽の脳。これらを荒唐無稽だと感じる人もいるかもしれないけれど、子供時代の私にとってはあり得るリアルな物語だった。けれど、大人たちは「それはフィクションに過ぎない」と笑う。私もいずれ、子供の「リアル」を笑うのだろう。この物語は、子供の「リアル」に大人が寄り添うことができるホラーだと思う。私が夢見た物語だ。
勿論フィクションでありSFですが、将来無きにしも非ず……そんな風に思える作品でした。被害者と同じ方法で加害者にも罰を。きっと誰しもが一度は思った事があるんじゃないでしょうか?ですが、この作品…続きを読む
少しづつ伏線を積み上げていく感じでよかったです。途中でああ、なる程と思ったのですが、そんな思いを吹き飛ばす程、唐突な『宣告』にドキリとしました。……。え~、う~、まぁ、児童小説ア…続きを読む
中盤の恐怖を煽られる描写がとても良いのですがやはりラストの展開が最高ですね。自分が小学生の時に出会ったとしたら何かに目覚めていたかもしれないと思いました。
……確かに子供向けはないと思いますが、どこか配慮のようなものを感じたのは、私が大人だからかもしれません。直接的な描写ではなく、シチュエーションで恐怖を感じさせる……そんな作品でした。
もっと見る